西洋なし
バートレット

- [来歴]
- 1770年頃、イギリスで発見され、その後アメリカに渡って「バートレット」と呼ばれるようになった。北海道には明治時代の初めに導入された。
- [特徴]
- 果皮色は淡緑色で追熟すると黄色になる。果形は西洋なしの典型的なひょうたん型で、果実の大きさは250g程度。果肉は白色でやわらかく、全体にち密で、バター様の舌触りがあり、ジューシー。
- [収穫]
- 9月上旬から中旬。7〜14日間で追熟。
マルゲリット・マリーラ

- [来歴]
- フランスのリヨン近郊でM.マリーラ氏が1874年に発見。
- [特徴]
- 果皮色は黄緑色で果形は紡錘型、大きさは500g程度と大玉。甘みと酸味のバランスに優れ、食味は非常に良い。
- [収穫]
- 9月中旬。20日程度で追熟。
オーロラ

- [来歴]
- アメリカ・ニューヨーク州の州立農試が、「マルゲリット・マリーラ」と「バートレット」を親として、1964年に育成した品種。
- [特徴]
- 果皮色は黄緑色で果形は紡錘型、大きさは300g程度。早生品種の中では果実が大きく、甘みと酸味のバランスに優れ、食味は非常に良い。各産地で増殖を進めている。
- [収穫]
- 9月中旬。10〜14日程度で追熟。
西洋なし
ブランデーワイン

- [来歴]
- 来歴は不詳だが、北海道には明治の初めに導入された。
- [特徴]
- 果皮色は黄緑色で果実は短紡すい形。果実の大きさは170g程度と小玉。肉質はち密で香りも良く、甘くジューシー。食味は大変良いものができる。
- [収穫]
- 9月下旬。10〜20日間で追熟。
ゼネラル・レクラーク

- [来歴]
- フランスで1950年に発見。親は不明とされるが、「コミス」の自然交雑種といわれている。
- [特徴]
- 果皮色は黄緑色でサビが多く、大きさは400g程度と大玉。甘みと酸味のバランスに優れ、食味は非常に良く、日持ちも良い。
- [収穫]
- 10月中旬。14日程度で追熟。
グランド・チャンピオン

- [来歴]
- アメリカのオレゴン州で発見され、1943年にアメリカで品種登録。日本には1953年に「バートレット」の後継として導入。
- [特徴]
- 果実は全面サビで覆われ、果形は紡錘型、大きさは200g程度と小玉。肉質はよいが、酸味は強く甘みはやや少ない。
- [収穫]
- 10上旬。14日程度で追熟。
中国なし
千両(身不知<みしらず>)

- [来歴]
- 余市郡余市町山道村で明治時代に偶然実生として発見され、大正11年に「身不知」と命名された。北海道独自の品種で中国なしに由来するといわれている。
- [特徴]
- 果形は紡すい形(ひょうたん型)で、400g程度と大きい。肉質は粗いが「シャッキリ」した歯ざわり、糖分は多く風味があり、食味は良好。
- [収穫]
- 10月中旬〜下旬